第1回 教職員セミナー開催される

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6月11日(土)、第1回教職員セミナーが小倉リーセントホテルにおいて開催されました。第一部は、「教員の働き方と子どもの権利の幸せな遭遇~埼玉超勤訴訟を題材に考える~」をテーマに北九州市教組の顧問弁護士である安元隆治弁護士からお話をしていただきました。第二部は、教職員共済の田代のり子事務局長をむかえ、「自動車事故をおこしたら~教職員の身分保障を重視した示談交渉~」をテーマにライフデザインセミナーを行いました。「教職員共済」は「互助会」や「学校生協」と同じように「助け合い」の精神から生まれ、教職員に特化した「共済事業」を手がけています。

学校では教えてくれない研修内容の教職員セミナー
小川執行委員長の挨拶
牛田さん(教育総研)から「授業を拓く」のお知らせ

市教組の顧問弁護士である安元弁護士

第一部「教員の働き方と子どもの権利の幸せな遭遇~埼玉超勤訴訟を題材に考える~」の内容
安元弁護士による「教員の働き方と子どもの権利の幸せな遭遇」というテーマは、大変タイムリーで興味深いものでした。埼玉の超勤訴訟と給特法、子どもの権利条約などを例に挙げ、教員の働き方の問題点をあぶり出していきました。教職員の働き方改革を進めるには、教職員の意識改革が大事であることを参加者と共有しました。

第一部参加者の声
○給特法など詳しく知らないことが多く、自分の働き方について見直す良い機会になった。また、子どもとの関わり方について新しい視点をもらえた。
○教職員の時間外労働について、どのように考えられているのかを知って驚きました。声を上げる必要性をすごく感じました。
○労基法や給特法に関して教職員が無知すぎると感じました。どう労働の対価として受ける報酬に見合う働き方をすべきか意識改革を図る上でよい参考になりました。
○目からウロコのお話ばかりでした。「子どものために」という意識を多くの教職員は持っていますが、「こどものために」の本当の意味を考えさせられました。
○給特法のことを基本から話が聞けて良かったです。「超勤4項目」のこと「自発的勤務」も分かったのですが、裁判所による「残業」の仕分けは聞けば聞くほど怒りが大きくなりました。やはり、給特法の改正と時間外労働の拒否が大切だと分かりました。
○自分の日々の働き方と照らし合わせながらお話を聞くことができました。「子どもたちのために」というのは「教師がしてあげる」という意味ではなく、「子どもたちの成長につながるために」必要なことは何かを考えて日々の仕事に取り組みたいと思いました。

第二部「自動車事故をおこしたら~教職員の身分保障を重視した示談交渉~」の内容
交通事故における様々な場面について、当事者の注意すべき対応の仕方やドライブレコーダーの重要性などについて説明がありました。また、保険会社のできること、できないこと。できない時の弁護士特約で備える方法など有益な情報が盛りだくさんな内容でした。

教職員共済事務局長の田代のり子さん

第二部参加者の声
○車に乗っている時間はとても長いので、これまでにも何度かヒヤリとする場面がありました。すぐに保険を見直そうと思います。
○身分保障にかかる「自動車事故」への備えを改めて強く認識することができました。
○自分の保険の内容を見直してみようと思った。
○具体的に過去の事例から示談の流れなどを知ることができました。示談ができないケースがあることを初めて知りました。また、処分のことなども丁寧に説明してもらい安心しました。

※教職員の身分保障を最大限配慮!!
※通勤中の事故は等級ダウンなし!!
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